Total Film 誌の“匂わせ”リーク
先日、Total Film デジタル版で2021年公開予定映画のプレビュー・イシューが掲載された。その中の『ゴジラ vs コング』に関する記事で、あるリークが記述されている。そのリーク部分は黒く塗り潰されており、記事を見たファンたちの想像力を掻き立てている。
問題の記事
他の2021年公開のワーナー映画と同じく、モンスターバース第4作も映画館とHBO MAXのストリーミングで同時公開となる。タイタンたちの戦いをテレビで見ることに怒りを感じる者もいるかもしれないが。
今明らかになっているストーリーは、モナークがモンスターの起源を発掘したり、陰謀によってモンスターたちが地球から消し去られる危機に遭ったりするというものだ。
監督のアダム・ウィンガードは、これまでのシリーズ作品と比べ、登場キャラクターたちにフォーカスした内容となっている(それぞれのキャラクターが持つ個々のストーリーや、お互いの関係、そして最も重要なのは、彼らがどうモンスターと関係するか)。でも、みんなが一番見たいBig G(ゴジラ)と巨大ゴリラ(コング)との死闘もしっかりあるよ、と強調。
え、もっと情報が聞きたいって?これまでのアクションフィギュアが示唆してる。■■■■■がタッグ・チームを組むってね。
この“匂わせ”、、、本当にファン泣かせのマーケティングだ。
黒塗り部分は一体?
アクション・フィギュアと言えば
2020年夏、プレイメイツから発売されたアクションフィギュアが話題となった。フィギュア自体の出来もさることながら、パッケージアートで新たなコンセプトアートを見ることができたからだ。
空母の上で戦うゴジラとコング。
2019年のCCXPでも、同じように艦隊に乗って戦う二体の映像がリークされていた。
しかしここでは人間・ゴジラ・コング の三つどもえが描かれており、この描写からはタッグに関して窺い知ることはできない。
ここからはネタバレ注意です
では、この黒塗りになっている部分の“タッグ・チーム”とは・・・。
果たして誰と誰がタッグを組むことになるのか。
これまでのリーク情報などを足し合わせて考察をしてゆく。
ここからは本編の重要なネタバレになる可能性があるので、見たくない人はどうぞブラウザバックを。
ご存知の皆さんも多いとは思うが、一応。
濃厚なのは○○○○○説
KOMエンドクレジットの新聞記事
モンスターバース第3作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(以下、KOM)公開時から囁かれていたのが、メカゴジラ登場説。KOMのエンドクレジットに登場するニュース記事の中で、モナークがメカゴジラを開発中であると示唆する記述が見られたのだ。
「モナークが髑髏島で機械化した巨人を開発」
(「巨人」の原文はgiantなので、もしかしたら「巨獣」の可能性も。)
機械化した巨人とは、メカゴジラか、はたまたジェットジャガーか、、、他にも当該記事にはビオランテを思わせる記述などがあり、見つけた時は非常にワクワクしたもの。ファンの心躍らせる素晴らしいイースターエッグだった。
詳しくはこちら↓
そしてその後、とあるファンのツイッター投稿により、メカゴジラ登場説が有力になる。
香港でのフィギュア展示
その投稿では、香港で行われたトイ・コンベンション(玩具系のイベント)でこんなアクション・フィギュアが陳列されていたと報告されていた。
なんだか見慣れないホネホネしたやつがいる。
画像が不鮮明でよくは見えないが、右に並べられたゴジラやコングに比べてみてほしい。左のホネホネの肉のなさとメタル感が明確に伝わってくる。
私たちの知るメカゴジラとは少し違うが、これが例のエンドクレジット新聞記事に書かれた「mechanized giant」の正体であることは確かだろう。
(なお、コングの右にバーニング・ゴジラに似て非なるタイタンがいるが、このタイタンに関しては完全に謎である。)
考察
このように見えていくと、Total Film の言う”これまでのアクション・フィギュアの示唆するタッグ・チーム” とはゴジラとコングなのではないかと考えられる。
メカゴジラという共通の敵を倒すために、ゴジラとコングがタッグを組むというシナリオであれば、勝敗に白黒つけずに済む。両キャラともファンの多いこのバトルに決着をつけるのに、最も妥当なシナリオである。
しかし、モナーク管理下にあるはずのメカゴジラが、なぜ敵役に回ってしまうのか。
海外ファンのリークで有名なものに、小栗旬扮する芹沢博士の息子がアラン・ジョナのスパイとしてモナークに潜り込む、というものがある。ゴジラのために死んだ芹沢博士の仇を打つのが目的だ。ここから、芹沢ジュニアによりメカゴジラのコントロールを奪われるというプロットが予想できる。
また、KOMの最後にアラン・ジョナが回収したギドラの首が、メカゴジラの頭部として据えられているという情報も。モナーク&コング&ゴジラ VS ジョナ&芹沢ジュニア&メカゴジラ(一部ギドラ) という構図が見えてくる。
以上が恐怖電影通信社的考察だ。
ただ一点挙げるとすれば、例の香港のコンベンションでのフィギュアは、実際にはまだ発売されていないという点。Total Film 誌が、まだ公になっていないフィギュアに言及するだろうか。真偽のほどは、おそらく公開が近いであろうトレーラーを待つしかなさそうである。
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