2019年のリブートラッシュの幕開けとして大きな話題を呼んだ『ハロウィン』、 Collider によって続編の製作が始まったことが明らかになった。アメリカでは2020年10月16日に公開だ。
報道に先立ち、ブラムハウスの仕掛け人であるジェイソン・ブラムはジェイミー・リー・カーティスとのツーショットをtwitterにアップし、このように添えた。
「あることを相談中。」
We’re discussing stuff. @jamieleecurtis pic.twitter.com/gs3gw5r95k
— Jason Blum (@jason_blum) 2019年6月5日
この一言にホラーファンたちは沸き上がった。続編が製作されるに違いない―。
しかし内容面に関して考えたとき、制作にジェイソン・ブラム、そしてローリー役にジェイミー・リー・カーティスが続投というのは驚くべきことではない。この二人がいなければリブートはそもそも始まらなかったのだから。問題は、監督と脚本である。
そう、リブートの立役者・デヴィッド・ゴードン・グリーンが脚本、そして監督として舞い戻るというニュースこそ、ホラーファンたちを舞い上がらせたのである。『ハロウィン(2018)』の成功は、ジョン・カーペンターも認める彼の手腕あってこそだと言えるからだ。グリーンの原点回帰は、ハロウィンを最も良き“芯”の部分を失うことなく、現代に蘇らせた。
元々ブラムはインタビューで「続編を10本は撮りたい」と言い放ち、ファンを不安にさせた。なぜかというと、この10本という数字は、オリジナルシリーズとロブ・ゾンビのリブートを合わせた数だからである。
オリジナルシリーズのハロウィンは、ジョン・カーペンターの抜けた3作目以降から評価が低迷。昔取った杵柄に頼ったフランチャイズの展開は、必ずしも成功するとは限らないことを証明する形となった。そのため、今回のシリーズも同じような運命をたどるのか、という心配が出るのは当然だ。
しかし、その心配は杞憂に終わりそうだ。少なくとも次回作までは。
ハロウィン(2018)のレビューは以下から