ジシンムシ(MUTO Prime)
種の頂点・究極の寄生獣
[モンスターバース百科]

モンスター・バース
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モンスター・バース百科

MUTO Prime(ジシンムシ)


概要

 MUTO Primeは、グラフィックノベル『ゴジラ:アフターショック 』で登場したキャラクター。

 紀元前11世紀ダゴンに卵を産み付けた後、日本・九州へ移動。神社の地下深くに眠っていた。2014年、ゴジラに子孫を殺されたことにより覚醒し、世界各地を襲った。

  • 種名:タイタヌス・ジシンムシ
  • 別名:竜甲蟲(古代日本)、穢れの末裔(古代フェニキア)
  • 天敵:ゴジラ・ダゴン

名前の由来

古代日本

 ジシンムシという名は、日本に伝わる伝承が由来。

 現在は大鯰(おおなまず)が地震を起こす原因だという民間伝承が有名だが、これが広がったのは実は江戸時代以降のことである。それまでは、地震虫のせいだとされることが多かった。

伊勢暦に描かれる地震蟲

 鎌倉時代の伊勢暦によると、頭は常に東を向いており、脚は10本、目は太陽と月を秘め、背に日本列島が載ってしまうほど巨大だとされる。地震鯰を押さえつける責務で知られる鹿島大明神の要石も、元は鯰ではなく地震蟲を鎮めるためにあったと考えられている。

 また、日本列島に横たわる龍が地震の原因だとも言われており、MUTO Primeが別名の「竜甲蟲(Dragon Beetle)」をいう名を持つのは、この名残だと言える。

 英語の表記では“Jinshin-Mushi”と n が一つ多く混入しており、「ジンシンムシ」という読みになる。

古代フェニキア

 作中の古代フェニキアの石板では、MUTO Primeは「穢れの末裔(けがれのまつえい)」もしくは単純に「穢れ」と呼ばれている。その外見からか、「蛇蝎(だかつ)」という記述も見られる。

現代

 MUTO Primeという名はMUTO(Massive Unidentified Terrestrial Organism:巨大未確認陸上生命体)のPrime(最上位種)であることからつけられた、モナークによるコードネーム。



デザイン

 

 MUTO Prime は基本的には子孫のMUTOたちと同様の姿をしている。しかし、比較するとかなり大きく、その硬い外甲には鋭い脊椎が突き出ている。また足は巨大に発達しており、前脚を振り下ろしナックルウォークで歩行する。黒光りのする外甲が、腕の部分だけオレンジ色になっているのが最大の特徴である。

 口腔内からは4本の産卵管を伸長させることができる。産卵管の先には尖った槍状になっている。これを用い戦闘で弱ったゴジラ種の巨獣の腹部を切り裂き、卵を産み付ける。



起源

 MUTO Prime は古代にゴジラや他の巨獣たちとしのぎを削ったMUTOの上位種である。MUTOと解剖学的類似点を複数持っており、同種であると考えられている。他の巨獣同様その生態には謎が多いが、モナークの科学者、エマ・ラッセル博士の立てた仮説が最も有名だ。

 ラッセル博士の仮説にでは二つの可能性が示唆されている。まず一つ目は、MUTO PrimeはMUTOのメスの成体の一形態であるという説だ。MUTOはつがいで狩りを行い、ゴジラ種の巨獣を倒した後に交尾を行う。このとき妊娠したメスがカマキリのようにオスを殺し喰らい、そのエネルギーを使い変態を遂げた姿がMUTO Primeだとする。

 もう一つの可能性は、他種の生物の脅威に脅かされ、より強くなるために自己競争を繰り広げた結果であるとする説だ。この説では、MUTOは無数の子供を産み、その間で同族争いを行う。そして生き残った個体が次世代の種へと進化する、その姿がMUTO Primeであると考える。この説は、中国に伝わる呪術の一種「蟲毒」に非常によく似ており、蟲毒伝承との相関関係を彷彿させるものとなっている。


蟲毒

 犬神と並ぶ、動物使役の代表的な術式。『医学綱目』には以下のように術が紹介されている。ヘビやムカデ、ゲジ、カエルなどの虫を同じ容器で育て、共食いさせ、勝ち残ったものが式神となる。この毒を採取して飲食物に混ぜ飲ませると、人に害を加えたり、思い通りに富を得ることができると言われる。




『ゴジラ:アフターショック』

 2014年、日本が震源の地震が起こった後、グアムの陸軍基地がMUTOと思われる巨獣(MUTO Prime)に襲われる。地中から現れたPrime は、原子力潜水艦を見つけると飛びつくようにして貪り始めた。そこに現れたゴジラだったが、Prime はゴジラに一発パンチを食らわせると地中へと逃げてしまった。

 モナークのエマ・ラッセル博士は、日本・九州の神社の宮司に呼ばれ調査へ赴く。神社の裏庭には巨大な穴が空いていた。そう、MUTO Prime はここで目覚めたのだ。Prime の正体は、古来から日本で地震を起こすと恐れられてきた地震蟲であった。地下へ潜るラッセル博士一行。しかしそこにPrime が帰ってきてしまい命からがら逃げだす。

 その後ロシア・フランスと次々にPrime の奇襲がかかり、そのたびにゴジラも出現する。そんな中、ラッセル博士は謎の組織に付け狙われるが、危機一髪で回避する。組織の男は「人間こそ怪物だ」、「また会おう」と意味深なセリフを残す。

 再び政府に呼ばれたラッセル博士は、宮内庁所蔵の石板を見せられる。そこには古代日本と古代フェニキアの交流が描かれており、ダゴンと呼ばれる守護神とMUTO Primeの死闘が描かれていた。そこに刻まれた情報から、ラッセル博士はMUTO Primeの生態を特定、生態パルスという弱点を発見する。

 生体パルスを用いた撹乱作戦を実行するモナーク。一度は失敗するものの、マーク・ラッセル博士と共に開発したというプロトタイプのソナー装置を用いることにより、撹乱に成功。その隙を見て、Prime を倒したゴジラは、傷を負った背を向けてどこかへ去っていったのだった…。


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能力

 ソニック・ロア

 咆哮により特別な音波を発する。ゴジラの背びれが砕けるほど強力な物理的破壊能力を持つ。音波を発する直前は眼が赤く光る。

 繁殖

 MUTO Prime は、卵の宿主を探すよう遺伝的にプログラムがなされている。宿主を倒すと、口から自在に動く産卵管を伸長する。産卵管は巨獣の血液に含まれるウラニウムに反応し、矢のように尖った先端で腹部を切り裂くと、内部に産卵する。

 産卵された卵は血中のヘモグロビンを破壊し、放射能を補給。宿主は放射能エネルギーが不足し、やがて死に至る。卵の胚は宿主の死骸の中で数世紀にわたり成長し続ける。十分な成長を遂げると孵化し、宿主の胸郭を食い破り体外へと出る。

 2014年にはこのプロセスによりMUTO Primeの亜種が生まれている。オスとメスの2匹だがMUTO Prime とは異なる姿をしており、これらは単にMUTO(Massive Unidentidies Terrestrial Organism:巨大未確認陸上生命体)と呼ばれる。2匹をまとめて、MUTOsと複数形で呼ぶこともある。



弱点

 MUTO Prime の卵は宿主の中でパルスを発し、身の安全を親種に伝える。このパルスはMUTO Prime の行動を本能的に制限し、戦闘中でも卵を守るための行動パターンを引き起こす。この生態をうまく利用すれば、MUTO Primeの行動を制限することができる。

 エマ・ラッセル博士はイルカのソナーと比較することでこのパルスの模倣に成功した。マーク・ラッセル博士と開発したソナー装置のプロトタイプを用いこの生体パルスを復元し、MUTO Prime の動きを撹乱した。

 この生体パルスの名はMUTO Primeの卵がダゴンの腹部からパルスを発すること、そしてダゴンが日本では「雷神」としてあがめられていたことから「雷神の鼓」と名づけられた。

 その後、エマ・ラッセル博士は「雷神の鼓」の原理を発展させることでORCAの開発に成功している。

ORCA


 

参照:
MUTO Prime – Gojipedia
MUTO Prime – Wikizilla




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