ダゴン(5146_ADAM)
神話と現実を繋ぐゴジラの祖先種
[モンスターバース百科]

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ダゴン


概要

 ダゴンはグラフィック・ノベル『ゴジラ:アフターショック』に登場する、ゴジラの祖先の個体名。

  • 種名:タイタヌス・ゴジラ
  • 別名:雷神(古代日本)、Species 5146_ADAM(現代)
  • 天敵:MUTO Prime
  • 状態:死亡

名前の由来

 古代メソポタミアおよび古代カナン神話に端を発し、フェニキアやペリシテなどでも崇拝された豊饒神ダゴンから。

 『ゴジラ:アフターショック』では紀元前11世紀の石板にその存在が描かれており、この年代はフェニキア人やペリシテ人の活動した時代と重なる。 この石板で語られる物語と『ゴジラ(2014)』のフィリピンで発見された巨大な骨をつなげることで、神話の神々が実在したことの証拠となる存在である。

 聖書には、ダゴンが古代パレスチナでペリシテ人により信仰されており、現在のガザ地区にあたる場所に神殿があったという記述が見られる。ペリシテ人は海の民と呼ばれる外来民族で、イスラエル人と敵対するため聖書では蛮族としてえがかれてきた。その結果、ダゴンは長い間異教徒の邪神という扱いを受けてきた。4世紀まではダゴンを崇める教団が存在した。

ダゴン像

  信仰が途絶えた後は、書物にその名を見られるのみとなった。ミルトンの『失楽園』では、海の怪物として悪魔の一人に数えられている。 近年ではクトゥルフ神話に半魚人の神として取り入れられている。

 なお、“Raijin(雷神)”は古代日本人によるダゴンの呼称。“Species 5146_ADAM”は、芹沢博士がフィリピンで発見されたダゴンの骨につけられた呼称。



ダゴン=法王説

 陰謀論の一つに、ローマ法王の被るミトラと呼ばれる司教冠が、ダゴンの司祭の被ったものに酷似しているというものがある。ここからカトリックが異教の影響を受けており、サタニズム(悪魔崇拝)を行いその権力を生み出しているのだとする。

 ミトラが登場したのは11世紀ごろであり、この説は根拠は薄い荒唐無稽なものだ。しかし、こういった「異教が真の支配者である」というモチーフをゴジラの祖先の名前に織り交ぜたのは、何か意図があってのことかもしれない。

真の支配者は……



特徴

 ゴジラと共通の特徴を多く持ち、祖先か近縁種であると思われる。MUTO Prime の宿主となり死亡したため、その姿は古代人たちの石板に書き記したものでしか確認ができない。

 MUTO Prime はダゴンを含む当時のゴジラに卵を産み付け、その血中の豊富な放射能により成長を促すことで繁殖を行っていた。MUTOがゴジラの天敵とされる由縁はここにある。

 伝承によると、人間へ寛容さを示し、人の接近を許した。一方で、MUTO Primeに対しては全面的な敵意をむきだしにし、好戦的に戦いをいどんでいる。意図的に人間を守っているのかは不明だが、守護神として古代人たちの崇拝を集めた。



『ゴジラ:アフターショック』

 宮内庁の所蔵する紀元前11世紀の石板に、ダゴンが描かれている。

 この石板の語る物語は、航海中に難破したフェニキア人が日本へたどり着き、そこでダゴンとMUTO Primeの戦いを目の当たりにするというものだ。ダゴンの見た目はゴジラに似ており、現存するゴジラの先祖、もしくは近縁種であると思われる。「大女神アシェラの子」という記述が繰り返し見られるが、大女神アシェラが何を示すのかは定かでない。

 石板の記述によると、フェニキア人たちは航海中に難破、日本へたどり着く。日本人はゴジラに酷似した巨大生物と共存しており、雷神としてあがめていた。それを見たフェニキア人は、その巨大生物を海の神ダゴンだと考え、共に崇拝した。

 しかしある日、地下から“穢れの末裔”(MUTO Prime)が現れる。ダゴンはMUTO Primeと戦うが、死の淵へ追い詰められる。なんとか息を吹き返したダゴンは、海へと姿を消していった。フェニキア人たちは日本人に食料を分けてもらうと、故郷へと帰還した。

 石板にはここまでしか描かれていないが、ダゴンは産み付けられたMUTOの卵が原因で、フィリピンで死亡したと考えられる。なんらかの地殻変動により死骸は地中へ埋もれ、体のみが腐敗することによりゴジラの形をした巨大な空洞が残った。このような空洞はフィリピンだけでなくシベリアでも発見されており、太古のダゴンとMUTO Primeの熾烈な生存競争が垣間見られる。

 アイリーン・チェン博士によると、ミノスやエジプトなど、死にかけた神を扱う神話は世界中の文明に見られ、それらはすべてダゴンの死を共通のモチーフにしている可能性が高いようだ。


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『ゴジラ(2014)』

フィリピンの鉱山で発見されたダゴンの骨

 1999年、フィリピンの地下に放射能地帯が見つかり、ウランだと思った現地の採掘会社により鉱山採掘が開始される。しかし掘り進めるうちに鉱山が崩壊、謎の地下空洞が出現。放射能の発生源はウランではなく、この地下空洞に隠された巨大な骨であった。

 芹沢博士と助手のグラハム博士による調査で、骨はゴジラに似た巨獣のものであることが判明、他に巨大生物の卵が2つ発見された(のちにMUTOのものであることがわかった)。この洞窟こそ、ダゴンの死体が腐敗した跡にできたものである。

 モナークは発見された骨を図に起こしSpecies 5146_ADAMと名付け、ゴジラと同種の巨獣であると結論付けた。


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参照:
Dagon – Gojipedia
Dagon – Wikizilla




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