【ゴジラ】エンディングで流れるニュース記事を考察(No.11~No.22)

 前回(No.1~No.10)に引き続き、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』エンドクレジットのニュース記事を紹介する。これらのニュース記事は、次回作への伏線、オリジナル作品へのオマージュ、そしてなによりもモンスター・バースの世界観を知るための大きな手掛かりとなっている。


(前回の内容はこちら)


 記事内で使われているそれぞれの画像や概要はこの動画から。

 また、映画をまだ見ていない人は大きなネタバレとなるのですぐに引き返し、劇場で映画を見てきてほしい。そして既に見た人は、この記事を読んだうえで2回目、3回目を見に行くと更に深く世界観に浸ることができるだろう。

 では、No.11から順に見ていこう。




【No.11】Ancient ‘Hollow Earth’ Humans Coexisted with Titans

(古代の“地球空洞人”たちは、巨獣たちと共存していた)

  動画中で言及がないため詳細は不明だが、どうやら古代人は地球空洞の存在を知っており、巨獣と共存し生活を送っていたようだ。この古代人と巨獣の共存という設定は、マンガ『ゴジラ:アフターショック (LEGENDARY COMICS)』にも描かれている。

 副題は「モナークの資料が、古代文明の巨獣との共存を明かした。‐私たちにも可能か」というものであり、 巨獣が目覚めたことによる現代人の困惑と、古代人たちの知恵に注目が集まりはじめたことを示している。




【No.12】As Ecosystems Heal, 14 Species Taken Off Endangered List

(環境システムの回復とともに、14種の動物が絶滅危惧種リストから外れる)

 この記事では14種類の絶滅危惧種の個体数が増えし、レッドリストから外されるようになった経緯が書かれている。ベヒーモスによるアマゾンの再生、そしてスキュラによる南極・北極の安定など、巨獣たちの効果であることは明らかであろう。

 面白いことに、巨獣たちの存在が地球にとって有益であると信じず、これらの自然環境の改善は“ハイブリッド車のおかげ”なのだとする人がいる、と書いてあるところだ。どんなことにもアンチはつきもの。アンチ-タイタンの群衆が今後描かれる可能性は高そうだ。




【No.13】Ancient Rivalies Between Titans Suspected

(古代の巨獣間に敵対関係か)

 どう考えても次回作への布石だろう。ゴジラとコングが以前も戦ったことを示唆する記事となっているが、そうだとしても現在の個体かどうかは定かではない(特にコングは若いため、ゴジラと戦ったことはないだろう)。




【No.14】BREAKING NEWS: Travelers on the Carnival Breeze received a surprise visit from #GODZILLA on Tuesday as they traveled from Miami to Cuba.

(速報:カーニバル・ブリーズ号に乗った旅行者が、ゴジラのビックリ訪問に遭遇。マイアミからキューバへの途中で。)

 ツイッターのニュース。ゴジラがクルーズ船付近を横切るという情景は、1954年の初代ゴジラへのオマージュになっている。初代ゴジラでは、東京湾のクルーズ船の前にゴジラが姿をあらわしている。

 また、右端のトレンディング・タグ欄には #scylla, #Monarchsecret, #GOD-ZILLA, #Hellomonsters, #Hollowearth などのハッシュタグが並んでおり、怪獣たちへの人々のリアルな反応が見れて楽しい。




【No.15】Titan Waste Could Be Viable Energy Source

(“巨獣ごみ”、エネルギー源としての利用が可能)

 堆肥などに利用が可能。この“巨獣ごみ”はベヒーモスのものであり、明言はされていないがおそらく糞ではないかと思われる。




【No.16】Are Prehistoric Plants New Superfood ?

(古代植物は新たなスーパーフードとなるか?)

 巨獣たちの効果により蘇った古代植物には、世界中の飢餓を無くすほどのポテンシャルがあるようだ。




【No.17】Seismic Disturbances Reported on Skull Island

(髑髏島で激しい揺れを観測)

 これは、髑髏島でのモンスターの活性化を示しているのだろうか。とにかく、髑髏島はただの“モンスターバース2の舞台”ではなさそう。

 コングをはじめ、この島で育つとなぜ生物が巨大に成長するか、研究者たちも答えをだせないでいるという内容も。




【No.18】New Titans Drown to Skull Island?

(新たな巨獣たちが髑髏島へ移動か)

 これも『ゴジラvsコング』への重要な布石だろう。ゴジラと敵対する者たちなのか、それともただ故郷へ帰っているだけなのか。また、Newとついているところから、ここで言及されているのは既存の17匹の巨獣ではない可能性もある。  




【No.19】Monarch Boosts Forces Around Skull Island

(モナークが髑髏島の警備を強化)

 髑髏島が何らかの理由で不安定になっているため、モナークが警備を強化しているという内容。これまで髑髏島ではモナークの重要なプロジェクトがいくつも行われており、民衆はそれらのプロジェクトについても詳細な情報を知りたがっている。モナークはどうやら、髑髏島が全てのタイタンの生まれた場所であると考えているらしいのだ。

 また、De La Rosa(デラロサ)という人物によると、モナークは否定しているが、髑髏島でのメカ怪獣(巨人?)製作の疑いがあり、また人造巨獣の実験にも手を出していたらしい。メカゴジラやメカニコング、ビオランテなど夢の広がる記述だ。





【No.20】Monarch Finds Massive Egg

(モナークが巨大な卵を発見)

 モスラのテリトリーを最深部まで探検している最中に発見された。卵はその後、モナークの施設に輸送され、何の卵なのか研究を行っている。ドハティ監督によると、モスラは神々しい光を発し登場した後、再び中国へ飛び卵を産んだようなので、この卵がモスラのものである可能性は濃厚だ。しかしこのニュースの書き方だと、他の何かの卵である可能性も否めない。

 この記事の記者スティーブ・マーチンは、初代ゴジラの1956年アメリカ公開バージョンに登場するアメリカ人記者の名前だ。なお、この映画はタイトルが “Godzilla, King of Monsters!” で本作とほぼ同じタイトルになっている。

スティーブ・マーチン



【No.21】Monarch To Explore Hollow Earth

(モナーク、地下空洞の調査へ)

 副題は、「モナークのハンターたちが、髑髏島の地底で巨獣の起源を探索」。これはかなり重要な記事だと言えるだろう。この地下空洞の探検だけで映画が一本作れるのではないだろうか。内部が気になる。なお、海底遺跡が破壊されてしまったため(芹沢博士…)、髑髏島が現在唯一の地下空洞への入り口だ。




【No.22】What Is A King To A God

(神にとって王とは)

 誰もが口をそろえて、「コングにゴジラは倒せない」と口にするが、なんと本編でさえこのように自己言及している。神の前で王など……。

 しかし、コングはまだ成長期。古代の壁画での両者を見ると、サイズは同じサイズで描かれており、またコングは軽やかな動きを見せている。ゴジラにはない俊敏さを生かして、なんとか戦ってくれそうだ。

 そしてドハティ監督も語っているように、ハンディがあるからこそ面白い。コングの身が心配ではあるが、期待して次作を待とう。




 以上で、エンドクレジットに登場するニュース記事はおしまいだ。それぞれ考察し、自分の理論をtwitterなどに投稿してほしい。

 しかし、もう一つ謎が残っている。それは、一瞬にしてホワイトにかき消されてしまう、クレジット前後に並ぶ文字列だ。先に挙げた動画でも概要が紹介されているが、どうやら古代の巨獣と人間の共存、そしてどのようにして文明が滅び、人々の記憶から忘れ去られ、伝説として語り継がれるようになったかが語られているらしい。

 この文字列に関しても、新たな情報が入り次第更新をする予定だ。

参照:https://youtu.be/G8QiqgJcsvc


>